里海ホームの日々

2012年6月1日大分県でファミリーホーム(小規模住居型児童養育事業)開所。

辛い体験を、輝きに変える力に

S子の記事が続きます。

   二十歳の誕生日を迎えました。

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お世話になっているお医者様の発案で

S子と関わってきた方々をお呼びして

20歳の誕生日会を開こうと、数か月前から準備してきました。

当日、予約したレストランに訪れるゲストの皆さん

入ったとたん、わあー!お久しぶり~ 懐かしい~

大きくなったね~  綺麗になったね!と、S子とハグの嵐

そして支援してくださった方々も、 

懐かしいですーと、まるで同窓会です。

共通項はS子とだけという、お互い初対面の人も。

 

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幼いときの担当保育士さん

小、中、高の先生方

児童相談所ケースワーカーさんや心理士さん

大分県で先頭に立って里親委託を進めてきた職員さん

児童養護施設の里親支援専門員さんたち

 S子と里母との出会いを作り、

その後もずっと支えて下さった方々ばかり。

 

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美味しい料理を頂きながら

S子との関わりや、その当時のエピソード

皆さんの言葉に笑ったり、泣いたり。

 

「Sちゃんは、辛い辛い体験を、輝きに変えてきました」

と主治医の言葉に、皆さん大きくうなづきました。

それぞれの人生体験も色々あったでしょう

彼女の、「辛さを輝きに変える力」によって、

逆に励まされたと涙した方もいました。

 

 私も、足掛け10年、

一緒に生活してきて、もう無理!と何度も思いながら、

彼女はたくさんの方々との出会いを作って、つなげてくれ、

人間として成長させてくれました。

 

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就活も見通しがつきそうです。

これからのS子に幸あれ 💐