実習中の短大生
短大2年生のS子
大学の夏休み中も実習、実習で、休む暇もありません。
栄養士資格とともに医療事務の資格も取るとのこと。
実習先に一人で訪問し、準備し、ときには事前に課題が課せられます。
そして1週間~2週間の実習、終われば、報告書を書いて、
大学に提出し、また次の実習先へ。
今日は、病院受付で業務しているS子の姿を見に行きました。
よく頑張るなあと感心します。
「すべて投げ出したいー!」と、里母には泣き言を言いますが
そんなことはしません。
お腹一杯食べて、また頑張ります。
この子が、学校に行けなかった時期があった、
なにもかも辛くて辛くて、外に出られない時期があったと
だれが想像できるでしょう。
安心した生活を繰り返し、
周りの大人に愛される実感を積み重ねることで
自分を認め、ちょっと頑張ってみる。
そして、小さなハードルを積み重ねて
いつのまにか、以前には考えられなかった大きな壁を
乗り越えることができる。
今夜は、
別の実習先に行った友達がつまづいていることに、心を痛め、
夕飯もそこそこに、大学の先生に相談の電話し、
友人の力になろうと必死になっている。
なんてあったかくて大きくて、ステキな子だ。
「自立のための」措置解除となります。
でもこれからも、ずっとずっと私たちは家族です。
10年、一緒に過ごした家族の絆は続きます。