涙のハッピーバースディ♬
先日、ある方の66歳の誕生日会をうちでしました。
Mさんは40年以上連れ添った夫に3年前先立たれました。
子どもにも恵まれなかったし、遠い県外からこちらへお嫁に来たので
身内もそばにはいません。仲の良かった夫婦の一方がいなくなる寂しさは
想像もできません。3年経っても、ただただ淋しくて、早く自分も
あちらの世界に行きたいと思うばかり。
時々、私たちも声をかけます。一緒にご飯を食べましょう、
車で迎えに行きますよ、温泉にも行きましょと。
先日は66歳の誕生日だと聞いて、子ども達も「ハッピーバースディや〜!」
「ケーキでお祝いしよう!」ということになりました。
ご馳走を作り、66歳おめでとう!と乾杯 そしてクライマックス。
部屋の電気を消して、ケーキのろうそくに火を灯し、
みんなの歌声、♪ハッピーバースディ ツー ユー♬が始まります。
幼児も小・中学生も大人達も歌います。
ロウソクの火に照らされたMさんの顔が子どものようです。
♪ハッピーバースディ ディア Mさん♬ のところになると
恥じらいの笑顔が涙でくしゃくしゃに・・・
「こんなことしてもらったの、この歳になって初めて」と。
純粋に誕生日を祝ってくれる子ども達も 癒す力、抜群です。