里海ホームの日々

2012年6月1日大分県でファミリーホーム(小規模住居型児童養育事業)開所。

燻製みかん!?

どうも、スタッフのレンタです。

毎日寒いですねぇ。。

しかし!子どもは風の子!

先日は小学生の持久走大会が行われ、2年生と6年生が元気に走りました。

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なかなかいい走りを見せてくれ、見事完走できました!

平常授業にも関わらず、運動会並みに保護者が応援に来ていました。

(わたしも大工作業を中断して、駆けつけました。)

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この日は、小屋組のための束と母屋という部材を加工しています。

屋根ができるまでもうすぐです。

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相変わらず、邪魔しにきているキッズたち。

なかなか思うようにはさせてくれません(笑)

 

さらに週末になり・・・

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わたしに相手にしてもらえないと悟ったのか、

自分たちで、なにやら作り始めました・・・

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ついに保温シートまでかぶせてしまいました。。

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ティピです。畑にティピが出現しました。

となりでは里父が枯れ枝を燃やしています。

もはや荒手の燻製部屋にしか思えませんが、キッズは大喜びで畑で獲ったみかんを

食べています。

自然豊かな場所なおかげか、だんだんと自分たちで遊びを開発するようになってきました。

わたしも少年時代に戻りたいなぁと感じながら、駐輪場の作業に勤しんだ昼下がりでした。

 

 

ではまた。

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みんくるカフェ大分

 11月26日、みんくるカフェ大分の例会に初めて参加しました。

 

みんくるカフェ大分は、「健康・医療をめぐる様々なテーマについて

市民・学生・医療者が共に学び、対話をする」というもので、誰でも参加できます。

minclecafeoita.amsstudio.jp

みんくるカフェ大分のブログ
 

 

今回は、「小児救急〜家庭でできる危険防止と対策」というテーマで、

講師は大分大学医学部小児科学講座・小児救急医の久我修二先生。

次男が小児救急の実習や授業で、すごく感銘を受けた先生だそうで

息子からの熱烈な誘いもあり、里父母としてキッズ二人を連れて参加してきました。

 

久我先生は「子どもの危険防止と対策」というテーマを、

とても具体的に、絵図入りでわかりやすく、

そして子どもの発達に沿って話してくださいました。

 

家の中で 水を張ったままのお風呂

     誤飲を引き起こすうっかりミス

     炊飯器やコンセント、家電による事故・・・etc・・・その多さといったら

狭い家の中でもこんなに危険な因子が潜んでいるのだと改めて実感。

 

医師として、子ども虐待防止の視点から、救急搬送された子への医療だけでなく、

もっと事前の母親への支援、ファミサポやホームスタートなど子育て支援のサービス

全般についても網羅していて、本当に驚きました。

 

子どもや母親達に愛情深く、その地域のまちづくりや将来像まで。

「医療は社会の重要なインフラだ」 

久我先生の力強いお話にとても引き込まれました。

 

出生前診断

コウノドリ 

 毎週金曜日の綾野剛主演のテレビドラマにクギ付けになっています。

 

私自身、保育の現場で産休明けから(当時生後6週間目からの)赤ちゃんを

預かり保育して来た経験、そして少なくない障害を持つ子、

とりわけダウン症候群の子たちのまるで天使のような笑顔を多く見てきたものとして。

さらに40歳すぎて助産師を目指して国立大看護学科に入学したものとして。

 

いろんな思いで今週の出生前検査のことを扱ったドラマを見ました。

いろんな事情があるでしょう。数10年前、明日食べる米を買うお金もない

という家庭で次の妊娠がわかり、中絶を選んだお母さんの涙も見ました。

出産した子がダウン症とわかり、しばらくふさぎこんでいたお母さんが、

小さな命の我が子の笑顔に日ごと、逆に癒され生きる勇気をもらったという姿も見ました。

そして病弱だったその子の命が消えた時、その母親の悲しみ、

その後の生き方がより多くの同じような子たちの支援への活動に向かったことも見ました。

 

人と人との出会いがたくさんのドラマを生みます。

特に子どもとの出会いは、それはもう神様が仕組んだというか

その子があの世から自分を親として選んで生まれてくるという説もあるのですから

 

そう考えると、授かった命は受け入れその子を生んで出会うことから

始まるのではないかと思うのです。

 

育てることが難しかったり、

辛かったり、行き詰まったら

私たち、里親がいます。

一人で悩まないでください。抱え込まないでください。

とにかく生んで、天使のような子ども達と出会ってみてください。

 

あとは、たくさんの愛がきっと包み込んでくれると思うのです。

 

私たち里親はいつでもとことん手助けする、そんな役割も担っていると思っています。

 

団子6きょうだい

 

週末は、日頃寮生活をしている高校生が帰ってくるので

6人の里子全員が揃います。

 

土日は部活の中学生、近所の子たちと遊びまわる小学生たちですが、

夕食後は気がつくと団子になって遊んでいる。

 

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幼児たちを上手に遊びに引き込む上の子たちと、それを見守る高校生。

 

微笑ましい姿についカメラを向けました。

血が繋がっていなくても、大好きな「きょうだい」です。

 

美味しすぎて 😂 卒業制作発表会

 

今日は高校生A子の高校での卒業制作発表会に行ってきました。

調理科で3年間学んだ集大成、和食、洋食、中華、スイーツの様々なメニューを

作って、保護者にもてなすというなんとも嬉しい行事です。

 

 寿司、天ぷら ローストビーフ・チキン ビーフステーキ エビチリ 豚の角煮

生春巻き、青椒肉絲、シフォンケーキ、ブリュレ、イチゴのタルト 生ケーキ、

フルーツの盛り合わせ、まだまだ書き足りないくらい。。。

 

各班に分かれて調理しているところから見学できました。

A子はメインメニューを作ったあと、サラダ2種の仕上げに入っていたところ。

ベーコン、玉ねぎ、キノコを手際よく炒めている。

おや?うちでよく作る「ぶっ込みサラダ」ではないか。

あら、と目配せしたら、「うん、これメニューに入れてみた」

ほおー なんか嬉しい・・・

 

早々に自分のグループの料理を終え、片付けると今度は別の班の手伝いに

回ったA子。きのこのペペロンチーノを作ろうとしていた男子生徒に

「この茹でたパスタ、オリーブオイル入れて混ぜた?」 首を振る男子

「きのこ、こんなにたくさん入れたら多すぎるよ、もっと大きいフライパンの方が」

と、テキパキと指示しながら、自分でサクサクと動いていくA子。

生き生きとしていて、頼もしくて・・・目頭が熱くなってきました。

 

うちに来てからこれまでの彼女の姿が思い出されて、よくぞここまでという思いが

溢れて来ました。

 

会食の時には司会までつとめた彼女。クラスの子達と笑いあう姿も清々しい。

お腹いっぱい、嬉しい気持ちいっぱいの料理をありがとう。

 

支えてくださった高校の先生方に感謝の気持ちでいっぱいです。

       

                      里母記

わたしがしょうかいする名人

小学生A君が国語の授業で書いたそうです。

 

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しょうかいします。釣り名人・かとうれんたさん

「ぼくは、つり名人のかとうれんたさんを紹介します。れんたさんは、ぼくを毎日つりにつれて行ってくれます。魚の名前もたくさん知っています。魚のりょうりもとても上手です。ぼくは、さしみが大すきです。ぼくは、れんたさんがとても大すきです。れんたさんみたいにつり名人になりたいです。」

泣けます。

 

毎日釣り場に行き、釣り人とも顔なじみになるA君。

誰にでも怖気付くことなく、「釣れてますかぁー?」と話しかけるA君。

釣り人が連れて来る白黒のパグに「パンダ」と勝手に名付けて呼ぶA君。

愛読書は「釣りパラ」。好きなyoutuberは「釣りよかでしょう」。

大人以上に魚の名前を知っています。

 

そんなA君が書いてくれた作文。嬉しいではありませんか。

 

さあ、A君憧れのレンタさんはというと、、、

せっせと大工仕事に勤しんでいます。

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近所の人から「どげん立派な家つくっちょんのかえぇー?」と聞かれますが、

ただの駐輪場です(笑)

クリスマスまでに完成するのでしょうか!?

 

 

そして明日は小学生の持久走大会です。頑張れ!!!

里海の夜景とイルミネーション

12月に入り、今年もひと月を残すところとなりました。

 

先日、東京在住の友人Eさんから荷物が届きました。

今年の夏、里父とキッズの浴衣3着分を作ってくれた、

「で〜れぇ〜」「ぼっけぇ〜」(岡山弁)のEさんです。

東京で丹精込めて作った野菜と、LEDイルミネーション!

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里芋、唐辛子、パプリカ、生姜、月桂樹、そして手作り干し柿・・・

(&西東京市かりんとう


これだけ色々と、しかもこんな美しく、東京で作れるの?と

驚きます。里芋なんて見事です。

浴衣も野菜も、繊細で丁寧な手仕事のEさん、

手先の不器用な私にとってはただただ尊敬・・・。

ありがとうございます。

 

今日はEさんから頂いたLEDを飾りました。

今まで天気も悪かったけれど、今日は快晴、眼前の別府湾がキラキラしています。

部屋の中のクリスマスツリーもテラスに出して、イルミネーションと競演です。

日が暮れると海の向こうの別府がこれまた美しく、いっそうテンション上がります。

 

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友人達の真心が嬉しい。

東京のEさん、

パウンドケーキ焼いてくれるOさん 、

自分の庭で熟した桃を送ってくれた岡山のモモさん

Tさんは岡山・津山市の珍しいお菓子を・・・

 

大学の友人は、子ども達と関わった仕事や活動を続けている人たちが多い。

それぞれ孫達にも囲まれている人が多いけれど、里海ホームの子ども達にと、

あったかい心を届けてくれます。

イルミネーションがいっそう気持ちを温めてくれます。

                      里母記