とても大事な 親族との面会
うちで育っている子ども達は、色んな事情で実親と暮らせていませんが
離れて生活している実父母と、
それが無理なら祖父母と、または叔母さんや、
成人した兄や姉、
別の施設で生活している弟と、
年に数回帰省したり、お買い物などの外出をしたり、
児相のプレイルームや、地域の子育て支援センターなどで面会したり
できるだけ色んな方法で、親族交流を続けています。
ずいぶん前のことですが、うちへきて数か月経ち、少し慣れてきたかな
と思った子が些細なことで切れて、「死にたい」と泣き叫んで、
どうしようもなくなったことがありました。
その時に、児相の力も借りて、実母やお姉さんに何とか連絡を取り、
家や職場に、会いに連れていったことがあります。
その後、定期的な交流が始まり、お泊りもできるようになりました。
夜遅くまでいろんな話をしたのでしょう。
翌日うちへ戻ってきて、自分にも「親せき」がたくさんいたこと
自分が赤ちゃんだった頃や家族写真を持たせてもらい、
私にそれはそれは嬉しそうに説明してくれました。
以降、見違えるように落ち着いて生活できるようになりました。
自分にルーツがあると気づくことは、大きな喜びとなり
その後の人生を支える、自己肯定感につながります。
交流がすべて良い方向に、とは言い切れませんが
許せる範囲は、親族交流は出来るだけ進めたいと考えています。
先日はキッズがおじいちゃんと外出。(里父も一緒に)
外食してチョコフォンデュを食べ、公園でサッカーして・・・
スマホのテレビ電話を通じて、離れているパパやお祖母ちゃんと
お話しもできたそうです。
新型コロナの影響で、県外の親族と面会は、
なかなか叶うことができませんが
子どもも大人も、次への意欲が湧いてくる大事な時間です。