里海ホームの日々

2012年6月1日大分県でファミリーホーム(小規模住居型児童養育事業)開所。

GO TO の せい?

新型コロナ感染者急増

7月30日では全国の感染者が1300人を超えました。

死者1名も。

 

九州では福岡の急増をはじめとして、鹿児島、宮崎も増えています。

大分県では90日以上感染者が出ていなかったのに

28日に2名、30日にも2名 計64人となりました。

 

政府のGO TO キャンペーンによって、

人々の県をまたいだ移動が加速しているように思います 。

 

7月初めの豪雨により、九州では熊本・人吉球磨、

大分でも由布市や日田市で、甚大な被害が発生し

まだ、この暑さの中で地元の方々、ボランティア活動による

復旧作業が遅々としています。

そんな中、コロナ感染の広がり・・・・

 

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4連休のある日 テラスから夕焼けを仰ぐ

美しさだけでない、自然からの怒りを感じる夕日でした。

里父の畑から

ある日のふつうの晩ごはんです (すでに半分以上減っていますが)

    子どもには かなり地味ーーー

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夏野菜の南蛮

野菜炒め 

ペンネとジャガイモのサラダ

サバの塩焼き

白身魚のムニエル 

28穀米ごはん

高菜チャーハン

 

ナス、キュウリ、トマト、ミニトマト、ピーマン、キャベツ、レタス、

玉ねぎ、じゃが芋、エンドウ豆 等々・・・里父の作った野菜です。

それをたっぷり使って大ざっぱな料理を、大皿数枚にホイッとぶち込んで

はい どうぞ   

  好きなものを各自、皿に盛りつける 

  ちょっと苦手でも「少ーしでも皿に入れる」のが ルール

 

味は保証できないが、一応だしや調味料は安全なものを使っている。

地元の魚やグリーンコープの「焼くだけ」「レンチン」おかずも利用する。

生協の配達前日は、冷蔵庫の一掃日 

とにかく冷蔵庫を空にすべく、あるもので何品も作る。

 

ここへ来たばかりの子は 「私こんなの嫌い」「食べたことないし」と

顔をしかめていても、いつの間にか、野菜をしっかり食べるようになっている。

うちで残菜が出ることは殆どありません。

 

 ときどきスーパーの野菜を使うと、

「なんかこの野菜、味が未熟~」などと批評する子もいる。

        それだけ里父の作った野菜は新鮮で味が濃いのです。

 


好き嫌いする子がいても 野菜はごまかさず大きく調理

残しても毎回出す  繰り返して出す 

(もちろん愛情もたっぷりのせて)

すると そのうち食べてくれる時がくる。

 

先日、うちに来て5か月目のR子が、サバの塩焼きに初めて箸をつけた。

「ん、何か食べれそう」 「生まれてはじめて食べた!」

里父母ですっごく褒めた  そしたらもう一切れ食べてくれた。

すさまじかった豪雨

7月4日の早朝 熊本県南部、鹿児島県北部で

24時間で450ミリを超す、猛烈な雨が続きました。

被害状況が明らかになるにつれ、痛々しい現実を突きつけられます。

7月8日現在、死者55名、行方不明12名と、多くの尊い命が犠牲になりました。

残された家族の方々の悲しみ、壮絶な苦しみ、これから先の

生活を立て直していく困難さを思うと言葉もありません。

 

    犠牲になられた方々のご冥福を心よりお祈りいたします。

 

Facebook・ファミリーホーム里海ホーム」の方でも載せましたが

スタッフレンタが高校3年間を過ごした人吉球磨地方の球磨川氾濫 

そして、その後編入して2年間の高専時代の大牟田でも、

河川の氾濫による深刻な被害が。

なじんだ愛着のある景色が壊れていく様子、

お世話になった方々のお顔が浮かび、たまらない気持ちです。

今そこで現実と向き合っている現地の様子が肌を通して伝わりました。

 

ささやかだけれど、ふるさと納税義援金募金など、

出来るだけのことをしようと家族で決めました。

 

それにしても「線状降水帯」とは 本当に恐ろしい。

昨夜は大分県でも日田市や九重町で被害が。

また大分川などの水位が上がり、大分市でも浸水被害が出ました。

いままた東海地方に脅威が向かっています。

 

里海ホームの地域は大きな被害はなかったのですが

うちから見える 別府湾には大分川や大野川、別府市杵築市などの

河川から大量の流木や家庭ごみなどが 湾に流れ込んでいます。

 

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8日夕方現在、海は穏やかですが、これら流木がここへ来るまで

どんなに恐ろしい光景だったのでしょうか。

「鬼滅の刃」とシンクロする神社

大人気の漫画「鬼滅の刃」が、テレビアニメで見られるようになり

うちでも、高校生から幼稚園児まで人気で

それぞれ学校、園でもブームになっています。

f:id:satoumi-home:20200701173833j:plain M子の本棚から

 

別府市の内竈(うちかまど)地区にある「八幡竈門(かまど)神社」は

鬼滅の刃の聖地として、漫画の世界観とシンクロしているとして

巡礼に訪れる観光客が増えているそうです。

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今年3月には、高校入試の祈願をし、その後

M子と合格のお礼詣りにも来ました

 先週、小学生にせがまれてお参りに。

日曜日の昼、子ども連れの家族の参拝者が多くて驚きました。

 

きょうは幼児を連れて。

 ここには 子ども達がドキドキする物語がたくさんあります。

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村人を食らう鬼を神様が懲らしめ、一晩で100段の階段を作るよう命じます。

鬼は99段積み上げたところで、朝を告げる鶏が鳴き、一段残して逃げます。

 

その99段の階段を上って神社へ向かいます。

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慌てて逃げた鬼が残した片方の石の草履

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足を入れるとみるみる力が湧き出るそうで

 

f:id:satoumi-home:20200701154937j:plain やってみた

 

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境内にある古い木の 龍の穴から龍が出ている

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ご神木の向こう側に回ると、人が入れるくらいの空洞が!

そこから見上げると 日の光が差し込んで神々しい。

 

お守りはそれぞれのキャラクターをイメージしたものがあって

これが人気のようです。

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右から  主人公・竈門炭次郎(かまどたんじろう)

      我妻善逸(あがつまぜんいつ)

      鬼の大将?    

  

若い人や子ども達が漫画、アニメをきっかけに

神社の存在に触れています。

なにがブームになるやら SNSの存在も大ですね。

ニイニイゼミとザリガニと

どうも、スタッフのレンタです。

 

先日はキッズ2人を連れて、別府の南立石公園まで遊びに行きました。

 

私が通っていた小学校に隣接していて、昼休みは毎日のように遊んでいました。

「けいどろ」、「ろくむ」、虫取り、ザリガニ釣りetc・・・

 

予想どおり、ザリガニスポットの「迷路橋」は他の家族連れで賑わっていたので、別の水場へ移動することに。。

 

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むかしはこの辺りも川が流れていましたが…

別の水場に到着し、しばらく上からアメンボやザリガニを観察していましたが、、、

どうにも我慢できなくなったらしく、

K「はいって捕まえてもいいかなぁぁぁ・・・?」と。

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底なしの好奇心です、

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ヌルヌルの水草やクモの巣にも動じません。

一心不乱にアメンボを追いかけまわし、、

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アメンボ、ゲットだぜ!(ポケモン風)

 

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その後も岩陰に隠れるザリガニやツチガエルとひたすら格闘していました。

(写真撮り忘れた。。)

こうなると思って着替えを用意させといて良かったです。

 

公園を後にするときに、なかなか珍しいこのお方も発見しました。

https://youtu.be/-TdajuGrQ4E 

 

このあと別府公園でスケボー、サッカー、ハトと鬼ごっこ等々・・・

キッズの果てしない体力に、ついて行くのが精いっぱいの私でした💦

クワガタ三昧

学校が再開して4週目

子ども達の大好きな季節がやってきました。

 

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近所に樹液がよく出る木があって

毎日放課後や 週末は朝昼夕と クワガタ捕りに出かけます。

行けば 3匹、4匹と捕れるから そりゃあ面白いでしょう💛

 

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手の平にのせたり 闘わせたり
はじめ触るのも怖くて泣いていたR子も いまやもう夢中です。

 

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夜中には 虫かごから抜け出して 二階まで飛んでいくことも。

7月になれば カブトムシが出てきます。 

いまハルゼミの声、ニイニイゼミの声がします。

これからクマゼミ アブラゼミと 続きます。

新型コロナでプールは中止となりましたが 楽しい夏がやってきました😃

 

 

学校へ行っている合間に 昨日は里父母で近場ドライブへ  

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田植えの済んだ水田が広がる 安心院町へ

 うちは眺望の美しい里海ですが、

里父は里山、とりわけ田んぼの景色の方が大好きです。

気持ちの良い水田の間を走り 安心院の「こがらこの里」へ

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築150年の古民家 明治元年に建てられたそうです。

 

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地元の魚や野菜 手作りこんにゃくの酢味噌和え

つやつやのお米 たくさんの品数のうえ 

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まだ出てきました! 

揚げ出し豆腐に(写真撮り忘れた) 

鶏からあげのネギ醤油だれのサラダ 

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コーヒーと デザートも二種ついて

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ひとり1200円という格安な  なんとも贅沢なランチでございました。
外で味わったメニューは うちで再現しましょ。

背中をさすりながら

ひと月ぶりに社会人3か月目のS子に会いに行きました。

まだまだ仕事に慣れずに、週末は殆ど寝ていると言います。

緊張の連続なのでしょう。

 

腰や肩を痛がるので腹ばいになってもらい、マッサージをしながら近況を聞きました。

この数か月でずいぶん大人になったなと思ったのは、

職場で腹が立っても笑顔で対応できていると

(マスクで表情が見えないのも幸いして?)、

仕事上のトラブルも冷静に努めている自分がすごいと、自分を褒めていたところ。

 

あんなに自分はダメだと責めていた怒涛のような思春期を思い出しました。

 

肩をさすりながら、「よく頑張ってるね」「この一年踏ん張れたらすごいよ」

「でも本当に辛くなったら、死ぬまで頑張らなくていいから 言ってね」

 

声をかけながら、ガチガチの背中だけれど、

一か月前より少し体が逞しくなったかな。

 

幼い頃から実親と殆ど交流のない子が、

社会人になっても、そこはやっぱり実家にはならない。

公的な措置が切れても、里親も「親」なのだ。

お米はあるか  なにか欲しいものはないか  困ってることはないか

仕事は慣れたか        等々・・・

親同様に気に留め、声をかけて 顔を見にいって

その積み重ねで

自分を見て応援してくれる、支えてくれる「家族」がいると、 

そう思えることが、社会人として歩む原動力となるのではないか。

 

里親家庭を巣立った子からも 色んな事を教えてもらっています。