里海ホームの日々

2012年6月1日大分県でファミリーホーム(小規模住居型児童養育事業)開所。

プロフェッショナル 〜傷ついた親子に幸せを〜   友田明美医師

びっくりしました

5日(月)夜 NHK「プロフェッショナル・仕事の流儀」で小児神経科医・友田明美医師について放映されました。ブログに「虐待と脳への影響」について少し触れた直後だったのでタイムリーすぎて驚きました。

最初の里子を受託してすぐ、2010年秋、日本虐待防止学術学会くまもと大会に

一人で参加しました。苦しんでいるこの子のことが少しでも分かるかもしれないと。

全体集会の後ランチタイムに、大ホールで、当時熊本大学大学院で研究されていた友田明美医師が、虐待が脳にどのような影響を及ぼすのかと画像解析交えて話をしていて、ひとり昼ご飯を食べながら「スキマ時間なのに、すごい事を学べる大会なんだな」と、とても印象に残ったのです。

また、分科会では実践報告の後、私のすぐ後ろの席の人が手を挙げ、振り向くと、

児童精神科医杉山登志郎氏が、質問していました。その真摯な姿に・・・当時『子ども虐待という第4の発達障害』という本に出会って、里親という世界の入り口が見えてきた時だったので、その著者が同席にいる!いま注目の医者、研究者達が、子ども虐待をどう防ぐか、苦しんでいる子達をどう治療するか、対等に真剣に議論する姿に心震えました。

 

友田医師も失敗を重ね、おせっかいと言われても「かかわったらもう身内」と、その人その家族の幸福のために尽力する。医師も研究者も行政も里親も、ただただ子どもや親、家族の幸せのために生きる。私もその末席で頑張りたいと思います。