出生前診断
毎週金曜日の綾野剛主演のテレビドラマにクギ付けになっています。
私自身、保育の現場で産休明けから(当時生後6週間目からの)赤ちゃんを
預かり保育して来た経験、そして少なくない障害を持つ子、
とりわけダウン症候群の子たちのまるで天使のような笑顔を多く見てきたものとして。
さらに40歳すぎて助産師を目指して国立大看護学科に入学したものとして。
いろんな思いで今週の出生前検査のことを扱ったドラマを見ました。
いろんな事情があるでしょう。数10年前、明日食べる米を買うお金もない
という家庭で次の妊娠がわかり、中絶を選んだお母さんの涙も見ました。
出産した子がダウン症とわかり、しばらくふさぎこんでいたお母さんが、
小さな命の我が子の笑顔に日ごと、逆に癒され生きる勇気をもらったという姿も見ました。
そして病弱だったその子の命が消えた時、その母親の悲しみ、
その後の生き方がより多くの同じような子たちの支援への活動に向かったことも見ました。
人と人との出会いがたくさんのドラマを生みます。
特に子どもとの出会いは、それはもう神様が仕組んだというか
その子があの世から自分を親として選んで生まれてくるという説もあるのですから
そう考えると、授かった命は受け入れその子を生んで出会うことから
始まるのではないかと思うのです。
育てることが難しかったり、
辛かったり、行き詰まったら
私たち、里親がいます。
一人で悩まないでください。抱え込まないでください。
とにかく生んで、天使のような子ども達と出会ってみてください。
あとは、たくさんの愛がきっと包み込んでくれると思うのです。
私たち里親はいつでもとことん手助けする、そんな役割も担っていると思っています。