40余年前の大冒険
先日、東京で専門里親の更新研修があり、その機会を利用して大学時代の友人に会った。
大学1年の夏、岡山から別府まで約500㎞の道のりを、ママチャリで4日かけて乗り切った三人が40年ぶりに揃った。
Oさんは某・日◯航空勤務5年を経て、教員になるというしっかりした目的を持って大学へ。東京出身の英語堪能なOさんは学友から頼りにされた。「人生どこからでも出発できる」という彼女の姿は、その後の私の生き方にすごく影響を与えた。
Eさんは中学時代に見た映画「ソルジャブルー」の女優・キャンディスバーゲンに似た、瞳の深い顔立ち。黙っていれば神秘的な雰囲気漂うのに、バリバリの岡山弁「わしがのう」「へ〜でのう」「ぼっけえ」「でえれぇ」「はよ〜しねえ(早くしなさい)」には、たまがった!(大分弁で仰天の意)。同じハンドボール同好会。同好会にも関わらず大学の中四国大会で準優勝した。
この三人で大した計画も立てずに強行したサイクリング、Eさんはきっとどこかでフェリーに乗るだろうと思っていたらしい。元気ハツラツ前を進むのは5歳上のOさんだった。1日目は広島三原市、2日目は広島の山中、3日目は下関の安宿で眠った。お尻の痛みも励ましあって乗り切った。関門トンネルを抜け九州に入った時は(そこからまだ100㎞走らねばならないのに)着いたー!と感動した。別府市に着いた時の達成感は忘れない。帰りは自転車は荷物として岡山へ。当時はチャリはそのまま国鉄に乗せてもらえた。40年以上たっても三人の胸にある宝物、何かあっても頑張れる基礎をあの大冒険で得た。
(でも今、自分の娘や里子が行くといえば、きっと危ないからと反対するんだろうなあ。)
この三人の渋谷での女子会 Eさんのビックリ宅急便 専門里親研修の内容等々・・
また次回に
里母記