里海ホームの日々

2012年6月1日大分県でファミリーホーム(小規模住居型児童養育事業)開所。

柔らかい笑顔に会いに

おはようございます〜とドアを開けると、ニッコリとマサミ先生

ああホッとする この笑顔

「大丈夫 大丈夫」と口癖のフレーズの響きも、肩がスーッと軽くなる 

 

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大分子ども療育センターでの「前向き子育て トリプルP」の講座も

5回目が終わり折り返し点です。 

 

子どもと「良質な時を過ごす」(短くても)

子どもに注目している気持ちを伝える

描写的にほめる  等々・・・・・・

  

たくさんのヒント、キーワードは

日々の子育てを見直し、大人も子も生き生きとさせてくれる

第1回目の講座の後から、「穏やかになってきました」と

みなさんの感想。私もホームの子ども達と出会い直している気がします。

 

 講座の内容はもちろん素晴らしいのですが、

いつのまにか、人を癒す不思議な力のある先生に

会いに行っていることに気づきました。

ちょっとユニークな子達と日々格闘しているお母さん達も

みんな優しい表情になっていて、この柔らかい空気の

2時間半はとても心地よいのです。

 

 

「トリプルPシステムは親子関係介入の効果を持つ。すでに診断のついた発達障害の治療の一環として使われることも多いが、子どもの行動に困ってから診断がついて治療を受けられるまで長く待たされる。この間に親子関係を改善しておくと、親も楽であるし、状況が悪化するのを抑える。児童虐待が発生するのを予防する効果も期待できる。」(国立保健医療科学院・加藤則子氏『母子保健情報第63号 トリプルPの取り組み』より)

 

実際、いろんな自治体で取り組みが進み、無料で講座を受けられるところも出てきている。各地の療育センターなど、受診の予約をしようと思っても数ヶ月待たなければならないことが多い(「三ケ田医師の診察は8ヶ月先なの」という、今回参加のお母さんも)。待っている間に受講した場合とそれ以外の対照群と比較すると、受講した方は状況改善しているのに対し、未受講群は状況悪化の比率が高いと言う報告も出ている。