里海ホームの日々

2012年6月1日大分県でファミリーホーム(小規模住居型児童養育事業)開所。

みんなと一緒の空間が好き

 

昨夜の光景です。

お風呂も夕食も済ませた後 見たいテレビ番組もない 

誰からともなく本棚の絵本を取り出して読み始めました。 

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民話を読んでもらっている子

図鑑の絵を楽しんでいる子

高校生は絵を見ながら幼児に話しかけています。

 

 魚や虫の図鑑が好きな幼児たち

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こちらは里父に宿題を見てもらっています。 

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思春期女子は自分の部屋でラジオを聴きながら、自主学習中。

(彼女は子ども達が寝静まった9時過ぎ キッチンでお菓子作りをしていました)

 

自室で好きなことをして良い時間に、やっぱりみんなと一緒にいることを好むのです。

ファミリーホームは家庭です。

夕方には「家族」みんなが帰ってきて1日の出来事を話し

癒され、明日へのエネルギーを貯める場所です。

 

大好きなみんなといる  穏やかな時間  満たされた表情

(たまにはドタバタ騒がしく、喧嘩することもあるけれど)

毎日の積み重ねの中で柔らかい関係性に変わってきました。

安心しきった子ども達とともにいる空間が里親の醍醐味でしょう。

「ヤバすぎてやばい」 北陸の雪

 

昨年の夏休み みんなで行った北陸の旅  福井、石川県 

金沢に隣接した町に住んでいる里母の妹の家〜スタッフレンタのいとこから

豪雪のリアルな写真が送られてきました。

 

玄関前の駐車場  車は雪に埋もれて動けません

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犬は喜び? 雪の畝を駆け回り

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雪だるま  可愛い〜

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玄関前のベンチでたそがれている〜 

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    と 思いきや、

いとこと並んで座ってた  でかっ!!

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毎日 雪かきが大変だそうです。


九州 大分の少々の吹雪に 泣き言なんて言ってられませんね。 

医大生ボランティア 

昨日は女子医大生2名の来訪。

定期的に来ていただけるので、子ども達もカレンダーを見ては

その日を待ちわびています。

若くて、元気で、優しくて、たくさん遊んでもらえるし、

子ども達の良い面をたくさん引き出してもらえるから。

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今回も事前に、あの公園に行きたいとか、

出来上がったばかりの駐輪場でヤキヤキ(BBQ)したいとか

うんと期待が膨らんでいました。

でも昨日は寒波真っ最中  雪も舞っていました。

それでもリビングや二階の子ども部屋で、カードを使ったマジックや、ビー玉遊び、

日頃遊んでいる玩具ピタゴラスもいつもと違ったものを一緒に作れます。

宿題も、九九の唱え、音読も大張り切りでやって見せます。

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一緒に食べるお昼ご飯 

豚バラ大根、鶏の唐揚げ、ホーレン草のおひたし、

キュウリの醤油麹漬け、お赤飯、キーマカレー・・・

里父の収穫した大根や、近所のおじさんの野菜は新鮮だし、

餅米や小豆、肉などグリーンコープの食材を使って作るので安心です。

キッズも競い合うように食べてくれました。

 

大学生が来てくれるようになって、もう6年目になります。

すでに各地でお医者様になっている人もいます。

年々卒業して遠方へ行ってしまうのは寂しいけれど、

きっちり後輩達に引き継いでくれるのがすごく有り難くて、頼もしいです。

 

暖かくなったら次はお花見したいなあ〜♪

北風小僧の寒太郎

どうも、スタッフのレンタです。

今週も大寒波が猛威を振るい、大分県でも1日中寒い日が続いています。

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こんな寒い日は、おうちでハンドスピナーでもしよう。。。

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 はやく暖かくなってほしいものです。

 

さて、駐輪場がやっと完成しました!

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↑この部分が斜面がきつく、「囲いをした方が安全だ!」とあとから気づいたため、ブロックを積んで柵を付け足しました。さらに不足していた壁板を張り終わり、やっと形になりました。

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自転車たちも移動し、いい感じです。

ようやく筋トレも再開したので、シックスパック目指してがんばります。

 

ではまた。

高3生  大舞台に立つ

一昨日、「健康寿命日本一大分創造会議」がトキハ会館であり

うちの女子高校生が発表者の一人として参加しました。

それまで仮卒中にも関わらず、高校でレポートの仕上げなどのために

登校していましたが、前日は、胃が痛い、

大勢の知らない人の前で話すなんて無理、無理、 等々・・・

泣き言を言っていましたが。。。。

 

高校で学んできた「地域の課題に向けた取り組み」として

減塩に向けた「うま塩レシピ」の研究開発

うま塩エビチリ、うま醤油ラーメン、大分かぼす唐揚げのレシピを紹介

それぞれの調理法によって減塩率50〜85%にもなる独自の調理法

皆勤賞で頑張ってきた高校3年間の集大成です。

 

無事に終わったのか、うちに帰ってきて表情は和らいでいました。

資料を見せてもらうと、参加者の名簿には大分県を代表する方々の名前が・・・・

なんと、大分県知事や福祉保健部長、大分大学学長や県医師会長、

さらには経済界の各団体の会長などのお歴々が・・・総勢120名!!!

 

ひえ〜〜〜!  こんな雰囲気の中で彼女は発表したんだわ〜!

よく頑張ったね、すごいよ、すごすぎるよ

本当にご苦労様 

 

ご指導いただいた高校の先生 ありがとうございました。

彼女にこのような機会を与えてくださった県始め関係者の方々に

胸いっぱいの感謝     です。

大分県の社会的養護を考える現場セミナー

昨日、2月1日 大分県児童養護施設協議会主催のセミナーが

大分市のコンパルホールであり、里海ホームからは里父が参加しました。

 

10時から16時まで、西澤哲先生〜山梨県立大学・人間福祉学部教授であり

子どもの虐待防止センター理事〜の講義をみっちり受けて帰って来た里父は

すごく感動し、夜はその研修内容を熱弁してくれました。

 

実親の病気や経済的また様々な理由により、実家族と暮らせない子どもたちを

親に変わって社会が養育する義務があることを「社会的養護」と呼びます。

日本では平成28年1月時で約4万6千人の社会的養護の子どもたちがいて、

その8割以上が、児童養護施設で生活しています。

 

日本では施設中心の児童福祉が進んできたわけですが

社会的養護の元にいる子達の大半は、大人との愛着関係が取れないまま、

家庭を知らないまま成長し、社会に放り出されます。

これまでのあまりに施設偏重な施策に対し国際的にも批判も高まり、

その転換を国連からも迫られています。

 

大分県は里親委託が急速に進み 、県内での社会的養護の約3割の子達が

家庭養育されています。

  

国は今年「新しい社会的養育ビジョン」として、積極的に家庭養護の推進の方針を

数値目標も入れて打ち出しました。

 

そんな中での今回のセミナーです。

西澤教授の講義は、施設養育の現状や各地の児童相談所に対しても

歯に衣着せぬ批判も織り交ぜながら、常に子どもの視点に立ち

愛着の再形成から、未来ある人生への支援、そして実家族の機能の回復も

見据えた関わりを強調されていました。

 

里親委託が今後進み、どの子も家庭で育つ権利を保障していく、

様々な専門職員をもつ施設が、里親や実家族の機能回復も含め支援していく。

大分県がその先進県となるよう願うばかりです。

          

               里母記 

 

今年のBBQが危ない!?

どうも、スタッフのレンタです。

我が家にはテラスでBBQ(通称”ヤキヤキ”)をするときに活躍してくれている、木製の火鉢があります。

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廃業したお寿司屋さんから譲り受けたもので、かなり年季の入った存在感のある火鉢ですが、本来はお肉なんて焼くべきではありません。ましてやホルモンなど・・・

そしてついに昨年末、寒い中も楽しく”ヤキヤキ”していると、恐れていた事態が。。。

お肉といっしょに火鉢も燃えているではありませんか!!

幸い、被害は最小限にとどめることができましたが、これを期に修理することにしました。材料は欅(ケヤキ)という広葉樹で、堅く丈夫な木でできています。

 

まずは中の灰を取り出し、丁寧に分解してみます。

銅板を剥がしてみると、思ったより傷みが多く、手強い作業になりました。

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手前の白く見える板が、新しく取り替えたものです。よく見ると奥の方には焦げた痕が・・

慎重に組み直し、最後に新しい鉄板を張ります。(本来は銅板が理想ですが、高価だしホームセンターには亜鉛鉄板しかありませんでした。)

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取り出した灰を元に戻し、無事、完了です!

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見た目も綺麗になり、火鉢が喜んでいる気がします。

あとは何事もなく、また使用できるといいのですが。

 

はやくヤキヤキしたいなぁ~