里海ホームの日々

2012年6月1日大分県でファミリーホーム(小規模住居型児童養育事業)開所。

団子6きょうだい

 

週末は、日頃寮生活をしている高校生が帰ってくるので

6人の里子全員が揃います。

 

土日は部活の中学生、近所の子たちと遊びまわる小学生たちですが、

夕食後は気がつくと団子になって遊んでいる。

 

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幼児たちを上手に遊びに引き込む上の子たちと、それを見守る高校生。

 

微笑ましい姿についカメラを向けました。

血が繋がっていなくても、大好きな「きょうだい」です。

 

美味しすぎて 😂 卒業制作発表会

 

今日は高校生A子の高校での卒業制作発表会に行ってきました。

調理科で3年間学んだ集大成、和食、洋食、中華、スイーツの様々なメニューを

作って、保護者にもてなすというなんとも嬉しい行事です。

 

 寿司、天ぷら ローストビーフ・チキン ビーフステーキ エビチリ 豚の角煮

生春巻き、青椒肉絲、シフォンケーキ、ブリュレ、イチゴのタルト 生ケーキ、

フルーツの盛り合わせ、まだまだ書き足りないくらい。。。

 

各班に分かれて調理しているところから見学できました。

A子はメインメニューを作ったあと、サラダ2種の仕上げに入っていたところ。

ベーコン、玉ねぎ、キノコを手際よく炒めている。

おや?うちでよく作る「ぶっ込みサラダ」ではないか。

あら、と目配せしたら、「うん、これメニューに入れてみた」

ほおー なんか嬉しい・・・

 

早々に自分のグループの料理を終え、片付けると今度は別の班の手伝いに

回ったA子。きのこのペペロンチーノを作ろうとしていた男子生徒に

「この茹でたパスタ、オリーブオイル入れて混ぜた?」 首を振る男子

「きのこ、こんなにたくさん入れたら多すぎるよ、もっと大きいフライパンの方が」

と、テキパキと指示しながら、自分でサクサクと動いていくA子。

生き生きとしていて、頼もしくて・・・目頭が熱くなってきました。

 

うちに来てからこれまでの彼女の姿が思い出されて、よくぞここまでという思いが

溢れて来ました。

 

会食の時には司会までつとめた彼女。クラスの子達と笑いあう姿も清々しい。

お腹いっぱい、嬉しい気持ちいっぱいの料理をありがとう。

 

支えてくださった高校の先生方に感謝の気持ちでいっぱいです。

       

                      里母記

わたしがしょうかいする名人

小学生A君が国語の授業で書いたそうです。

 

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しょうかいします。釣り名人・かとうれんたさん

「ぼくは、つり名人のかとうれんたさんを紹介します。れんたさんは、ぼくを毎日つりにつれて行ってくれます。魚の名前もたくさん知っています。魚のりょうりもとても上手です。ぼくは、さしみが大すきです。ぼくは、れんたさんがとても大すきです。れんたさんみたいにつり名人になりたいです。」

泣けます。

 

毎日釣り場に行き、釣り人とも顔なじみになるA君。

誰にでも怖気付くことなく、「釣れてますかぁー?」と話しかけるA君。

釣り人が連れて来る白黒のパグに「パンダ」と勝手に名付けて呼ぶA君。

愛読書は「釣りパラ」。好きなyoutuberは「釣りよかでしょう」。

大人以上に魚の名前を知っています。

 

そんなA君が書いてくれた作文。嬉しいではありませんか。

 

さあ、A君憧れのレンタさんはというと、、、

せっせと大工仕事に勤しんでいます。

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近所の人から「どげん立派な家つくっちょんのかえぇー?」と聞かれますが、

ただの駐輪場です(笑)

クリスマスまでに完成するのでしょうか!?

 

 

そして明日は小学生の持久走大会です。頑張れ!!!

里海の夜景とイルミネーション

12月に入り、今年もひと月を残すところとなりました。

 

先日、東京在住の友人Eさんから荷物が届きました。

今年の夏、里父とキッズの浴衣3着分を作ってくれた、

「で〜れぇ〜」「ぼっけぇ〜」(岡山弁)のEさんです。

東京で丹精込めて作った野菜と、LEDイルミネーション!

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里芋、唐辛子、パプリカ、生姜、月桂樹、そして手作り干し柿・・・

(&西東京市かりんとう


これだけ色々と、しかもこんな美しく、東京で作れるの?と

驚きます。里芋なんて見事です。

浴衣も野菜も、繊細で丁寧な手仕事のEさん、

手先の不器用な私にとってはただただ尊敬・・・。

ありがとうございます。

 

今日はEさんから頂いたLEDを飾りました。

今まで天気も悪かったけれど、今日は快晴、眼前の別府湾がキラキラしています。

部屋の中のクリスマスツリーもテラスに出して、イルミネーションと競演です。

日が暮れると海の向こうの別府がこれまた美しく、いっそうテンション上がります。

 

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友人達の真心が嬉しい。

東京のEさん、

パウンドケーキ焼いてくれるOさん 、

自分の庭で熟した桃を送ってくれた岡山のモモさん

Tさんは岡山・津山市の珍しいお菓子を・・・

 

大学の友人は、子ども達と関わった仕事や活動を続けている人たちが多い。

それぞれ孫達にも囲まれている人が多いけれど、里海ホームの子ども達にと、

あったかい心を届けてくれます。

イルミネーションがいっそう気持ちを温めてくれます。

                      里母記 

腰が痛い!?

どうも、スタッフのレンタです。

ここ最近、筋トレをする時間がなかなか作れません。

 

というのも、ホームに新しく駐輪場を増設するべく、日々、大工作業をしているからであります。

 

現在の駐輪場 ↓

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駐輪場というか、ただの無理矢理な駐輪スペースです。

使い勝手も悪く、見た目もナンセンスなので、いっそのこと作っちゃおうという話になりました。

 

さっそくCADを駆使し、設計図を描きます。

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ポイントは、何といっても屋根があるのがステキです!

これで雨の日も外で遊べます!(そうなるハズです)

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(こどもたち、もう少し待っててくれ・・・)

 

 

それでは作業に取りかかりましょう。

材料が届き、墨付けをして刻んでいきます。

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この作業が一番気を遣うし、疲れます。腰が痛い・・・

 

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少しずつ形になってきました。

まだまだ先は長いですが、年内の完成を目指して引き続き頑張ります。

 

では。

 

 

40余年前の大冒険

先日、東京で専門里親の更新研修があり、その機会を利用して大学時代の友人に会った。

大学1年の夏、岡山から別府まで約500㎞の道のりを、ママチャリで4日かけて乗り切った三人が40年ぶりに揃った。

Oさんは某・日◯航空勤務5年を経て、教員になるというしっかりした目的を持って大学へ。東京出身の英語堪能なOさんは学友から頼りにされた。「人生どこからでも出発できる」という彼女の姿は、その後の私の生き方にすごく影響を与えた。

Eさんは中学時代に見た映画「ソルジャブルー」の女優・キャンディスバーゲンに似た、瞳の深い顔立ち。黙っていれば神秘的な雰囲気漂うのに、バリバリの岡山弁「わしがのう」「へ〜でのう」「ぼっけえ」「でえれぇ」「はよ〜しねえ(早くしなさい)」には、たまがった!(大分弁で仰天の意)。同じハンドボール同好会。同好会にも関わらず大学の中四国大会で準優勝した。 

この三人で大した計画も立てずに強行したサイクリング、Eさんはきっとどこかでフェリーに乗るだろうと思っていたらしい。元気ハツラツ前を進むのは5歳上のOさんだった。1日目は広島三原市、2日目は広島の山中、3日目は下関の安宿で眠った。お尻の痛みも励ましあって乗り切った。関門トンネルを抜け九州に入った時は(そこからまだ100㎞走らねばならないのに)着いたー!と感動した。別府市に着いた時の達成感は忘れない。帰りは自転車は荷物として岡山へ。当時はチャリはそのまま国鉄に乗せてもらえた。40年以上たっても三人の胸にある宝物、何かあっても頑張れる基礎をあの大冒険で得た。

(でも今、自分の娘や里子が行くといえば、きっと危ないからと反対するんだろうなあ。)

 この三人の渋谷での女子会 Eさんのビックリ宅急便 専門里親研修の内容等々・・ 

 また次回に        

                     里母記

今年の新米

どうも、スタッフのレンタです。

 

里海ホームでは、毎年この時期に1年分のお米を仕入れにいきます。

 

朝、こどもたちを小・中学校、幼稚園に送り出したあと

里父とともに中津市山国町へ。

 

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山国町は2005年に中津市編入合併した、野山に囲まれた小さな町です。町には一級河川山国川が流れ、とてもきれいな田舎町です。

 

そんな山国町の名物ともいえるモノがこちら!

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道の駅、、、ではなく“案山子”です。こちらは、かかし観光案内人なる方。

山国町ではこの時期、「やまくにかかしワールド」が開催中で、どこかしこに地元の方が愛を込めて作った(生んだ)案山子さんが地域を見守っています。

 

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こちらでは授業が開催されています。よく見ると

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先生はなんと池上彰さん

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日本を代表する騎手の武 豊さんは居眠り中

 

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後ろでそっと見守る小池百合子さん

 

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こちらには保育園なるものが・・・

こんな具合に道の駅「やまくに」にはざっと見て200人以上の案山子さんがいらっしゃいました。

 

さらに車を走らせるとこちらにも

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案山子のオンパレードです。視覚が麻痺してきたのか、歩道を歩いているおばあさんも案山子と見間違えるほどです。

 

しばらく、かかし観賞を堪能し、無事に目的地に到着。

 

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田畑が広がるとてもいい場所です

 

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10年以上前からお世話になっているHご夫妻。

いつも美味しいお米をありがとうございます。

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今秋、Hご夫妻が育てて収穫された新米です。たっぷり七袋です。

(これにご寄付もいただいて、毎年10袋・300kg消費する我が家です)

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自家製のゆず胡椒と、山国産の梨もいただきました。

持ち帰り、今日の夕飯でさっそく炊くと、ツヤツヤしてとても美味しく、こどもたちも喜んで食べてくれました。

また来年も美味しい新米ができることを願うばかりです。

 

 

では。